ひとり、ふたり、三人、四人……なぜ三人めから「……り」とならないか疑問に思ってきた方もいらっしゃるのでは? 実は三人以上にも「……り」はある。日本語に余りにも頻出するひとりふたりが残存したのみ。みたり、よたり(よったり)、いつたり(いったり)、むゆたり……で明治頃までは通じた。
ツイートに対するネットの反応
みたり、よたり、子供の頃に聞いたか読んだかした覚えがあるけどひとりふたりの後に続ける韻を踏んだ言葉遊び的なものかと思ってたw さんにんよにんの意味だったのか
!!!
義母は
「よったり」使うわ!!!
明治から生きてるのか!!
いろいろ納得!!
ちなみに
昭和20年生まれ
京都生まれ京都育ち
「中京(なかぎょう)の出」
once, twiceの後がthree times, four timesってところ、古語ではthrice, fouriceって表現があるみたいなものか。
10人のインディアンの歌も「ひーとりふーたりさんにんいるよ♪」だしなー。気にしたことなかったから、言われて初めて「あっ、ホントだ!」ってなった
各国の言語で。1,2を表す単語が似てるのに3以降は差異が大きくなる。これは「昔の人は3コ以上を、〝いくつか〝 ってカンジで大雑把にとらえてた」「3という数値が言葉で使われるようになったのは、1・2より結構あと」とかいう説?を思い出しました蛸。
これと似た話(?)で、一つ、二つ、三つ…と数えていくと 十(とお)だけ「つ」がつかない。その理由は、五つが十の分の「つ」を取っちゃったから。いかりや長介さんが昔そう言ってた。
昔は不思議だったのに、そういうものだと思ったら疑問に思わなくなってしまった…
こういう、ちょっと昔の言葉とかわかると楽しいのに、調べようとしなかったんだよなぁ…勿体無いな、私!
なるほど。「ももたり」は(文献か何かで)見聞きしたことがあるような無いような。
ちなみに、平曲で語る平家物語は、原則として「一人(いちにん)」「二人(ににん)」です。(例外はあります。)
70代の祖母はみたり、よったり~と言っていたなぁ…ひとおつ、ふたあつ、~いつ、むう、なな、やあ、ここのつ、とお!というリズムが好きで、その数え方も印象に残ってる。
近代化(都市化)の進行によって、ふたり以上を口語(つまりface to face)で数えなくなったんですかね。つまり、ひとり、ふたり(個人)か、大勢(マス)。
ウチの実家のあたり(福島県南部)は昭和40年代迄割とフツーに使ってたべ。「おめ家(げ)はワラシいぐたり(何人)だっけ?」「よったり(4人)よ」
そういえば母方の祖母は「六日」は「むゆか」って言ってるな…。
昔の転勤族だから、いろんな地方の方言が混ざってるみたいだけど、人の数え方はどうなのか、聞いたことないな。