狂っていたという点では小津安二郎も大概だけれど、小津の場合はそれが一見わかりにくいというか無意味にさえ思える分、余計に怖い。たとえばグラスのなかの液体の高さを揃えようとしてみたり、その高さと卓上の皿の高さを合わせようとしてみたり。すべてのショットでこの種のこだわりを貫こうとする。
ツイートに対するネットの反応
スクリーンショットを沢山集めて解説いただき、とても面白いです!私はインド映画の豪華な画面を思いだす。「ヤジャマン」では、人や柱などが、何層にも配置され、横線と縦線が揃って画面が作られたまま、パンしていく。しつこいほど、ずう~っと同じことをやっている。
「狂気」は本物の芸術家かどうかの「試金石」
芸術や勝負師で生計をたてられる人間は、必ずどこかに「狂気」を持つ。
精神病で入院するのなら、その人は本物の芸術家であろう。
でもその天才の家族や周囲はマジ大変。
よほど気をつけないと、その狂人に人生を振り廻され酷い目に遭ってしまう
自閉症スペクトラムの症状の1種で、「真っ直ぐなモノの延長線を見てしまう」というのがあったような。
それはそうと
1枚1枚に絵画のような美しさがあるなぁ
極端な話、意味のないひとが背後で動き回っていたら、ストーリーの中心の人物に集中しきれないことも。見るひとにストレスをかけないための気遣いじゃないのかなあ。あるいは、1シーン、1シーンを作品としての完成度かも