中森明夫の寝言を見るにつけ、水木しげる『総員玉砕せよ!』の、全く美談にならない、カッコ良くもない、清貧でもない、ただただミジメなものをミジメなまま描く筆致こそ今重要だと再確認した
ツイートに対するネットの反応
たまたま生き残った水木先生が書き遺してくれたけれど、本当にあんだけ無意味に人を使い潰す選択をして、一体国の何を守れたんだろうな。どれだけの才能が失われたことか。中森明夫が誰だか知らんが、そいつは何が美しいと思ったんだろうな。
元ヒゲのZUNDA(バイク垢:Z250SL)@zunda_yagy
「総員玉砕せよ!」はワイがお勧めする漫画ランキング第一位。
一兵卒の惨めさと無力さをしたためた水木しげるの最高傑作。9割実話と言うのがまた…
外地では戦死より餓死病死が殆どだから…本当に当事者達は浮かばれないし、祖父が戦死しているが、その遺族も酷い戦後を送っている方が殆どだろう。
以前書いたし、主旨から外れますがもう一度。
水木先生が亡くなったときに「幸福の七ヶ条」がイイ話みたいな感じでリツイートされた。しかし片腕を失った戦場体験のあと貸本業界の地獄の搾取構造を乗り越えてきた先生のいう「怠けなさい」を真に受けると、自分含めて凡人は大変なことになると思います
特攻隊員の乗った機体の構造見るだけであまりのヤバさに過呼吸になりそうになるわたし
人命がマッチ棒のように火を灯しては捨てられて「美しい火でした!」とか言われるのが戦争
わたしは臆病だし死ぬの怖いし
他人を、見知らぬ他人を、何の科もない全くの他人の命を奪うのはもっと恐ろしい
面倒なのは平時の生活でも美談も何も無くミジメに死んでいく人は居て、安全な所から戦争を賛美する人はそういう人達の尊厳を利用し出すんだよねえ。
それこそ『英雄になれる』とか言って。