昔、東大でとても印象的な授業があった。1,2年生の文系向け準必修の数学で、教授は文系のみんなにも数学の楽しさを伝えたかったらしい。13回の授業で毎回トピックが変わり、バナッハタルスキーとかが1コマで証明されていた。まさか学生が自由群や選択公理や測度論を分からないとは思わなかったらしい。
ツイートに対するネットの反応
レディネステスト重要、という話かな…。 / “{白,黒}のカピバラの左随伴右随伴 on Twitter: “昔、東大でとても印象的な授業があった。1,2年生の文系向け準必修の数学で、教授は文系のみんなにも数学の楽しさを伝えたかったらしい。13回の授業で毎回トピックが変わり、バナ…”
ツイッターを長年やって観察してきた結果、教授や研究者と言う人たちは気質的にオタク、それも昔ながらの一意専心すぎてなにか置き去りにしてきてしまった系のオタクで「自分以外の人間」を理解するのはめちゃくちゃ苦手な人たちんだな……と言う……
それと同じようなことは文系の教授もやりがちで、プルーストとかルクレジオとか、そんなテキスト有り難み分からないし、もっと必要な語学スキルはいっぱいある。大体理系にとって、いまどき第2外国語なんて趣味以外の意味はない。
…
バナッハタルスキー?
自由群?
選択公理?
測度論?
すみませんなんのことだかさっぱりわかりません🤔
はい、文系人間です。
教授の思いはすごく素敵だけれども、大学1、2年の、文系の準必修ということは、数学の知識は高校3年で止まってる、くらいに考えなかったのかな…
なかなかチャレンジングな講義ですねー。
理解して欲しいではなくちらっと興味を持ってみたらちょい調べて見てよー的な感じなんだろうかな〜。
こんな講義ちょっと受けてみたい〜(*´∀`*)
専門家がやりがちな事象。
オタクが相手の濃さを読み違えて、推しの話で暴走してる姿に似てる。
これは不幸な事故だった。
ただ、これだけは言わせて欲しい。
オタクは、みんな喜んでくれるだろうと思っていたはずで、僕はこの純粋な善意がたまらなくいとおしい。
同意しながらも、これってとっても健全なアカデミアでもあるとアライさんは思うのだ。学生を信頼しきっているのだ。ひとつくらいこういう授業があって良いのだ。こ、この俺様がななな、何一つわからないだと?みたいな記憶。その時教授が伝えたかった意味内容はわからなくても熱意だけ記憶に残るのだ。
スレッド読んでみて、それぞれの言葉をwikipediaで調べてみて、こらあかんと思った。でも、バナッハタルスキーのパラドックスとかすごくキャッチーなトピックで、数学の楽しさを伝えたいという教授の善意がよくわかった。愛おしいという筆者の気持ちに共感。
1,2年はヤバいと思いますぜ、たとえ東大であっても
2年辺りからその先生が自由群,選択公理,測度論を自分で説明する授業を設けて、その上位授業として2年後期か3年でバナッハタルスキーなどの面白いと思えるものをやった方が良かったのでは?と思った私です
この一連のツイート、最後に締めくくられる「僕はこの純粋な善意がたまらなくいとおしい」に、たまらなくいとおしさを感じる。ちなみに、私も非常勤の選択必修の授業で、よく「虐殺」をしていると非難される。
授業内容は皆目見当つかないけど、教授の思いが愛おしい話。
レスに逆はないかなってあるけど、この種の話で文理反転エピソードってむずかしいと思う。文系とは単純化すれば「数学が理解できない群」だけど、理系は「文系以外の群」でべつに「国語が理解できない群」ではないよね。