エヴァ、ゼロ年代あたりはシンジくんといったらいわゆる「ヘタレ主人公」筆頭のように言われがちだったけど、人権意識の向上した今のオタク界隈では「ネルフがマジでクソ」「シンジくんかわいそう」で満場一致してる雰囲気がある
ツイートに対するネットの反応
この手の意見にはうなづけるんだけど
ミサト・ゲンドウに上司や親の理不尽を重ねて必要以上にヘイトしてる人がいるのが気持ち悪いんですよね。
シンジに感情移入しすぎですよっていう。
いや当時もシンジ同情論はあったんだよ。ただ最初の劇場版が色んな意味でクソだったので、ネルフが酷いというより庵野が酷いという方向で満場一致だった気がするなぁ。
ゼロ年代はまだゲンドウやミサトを「人間としてはカスだがカッコいい大人」とみなす人間も多かったのだが、2010年代に入るとこの手の作品で主人公のメンタルケア描写や人間関係の掘り下げが増えたせいで、上の二人が「マジでただのダメな大人」に墜ちた。
シンジ自体は14歳として真っ当に成長する余地はあったけど、親父はじめネルフの面々が成長フラグ片っ端からバキバキに折りまくった結果ヘタレ評価に繋がったと言うね。
くのうなおきジャイアントマシーン@kunounaoki2520
当時あった「ヘタレ主人公」というイメージが、「スパシン」を生み出したってのはあるな。ただ、21世紀に入ってからは、そこら辺が疑問視されてきて。「あれ?シンジって良く見れば物凄く出来る子やん!!こんな子をダメにする大人ってなんだよ?」な空気が大勢になりだした
四半世紀前に「嫌なことから逃げ出して何が悪いんだよ!」というセリフが心に刺さったものだが、今だと「逃げた方がいいに決まってるだろ」で終わるw
放映当時は冨野やヤマトで育ったオタクがメインで「シンジくん可哀想」と言ったら「軟弱者!」と言われそうな空気の方が強かったんだけど、最終2話で庵野秀明バッシングの力が湧き上がり、アニメ雑誌も批判の論調だった事を知らないと、「まごころを君に」の実写パートの意味が分からないと思う
技八文字うる@ものづくり系Vtuber@gear_mod_ule
自分が若かったころはシンジくんを周りのアニメの主人公と比べて『もっとしっかりやれるやろ』と思っていたが、大人になってから見ると『中2にそこまで求めるのは酷』という現実が見えてくる
だから子供をしっかり子供扱いするシンカリオンは神アニメ
最近だと一周回って、
「あれだけ糞な環境で、何だかんだで最後まで戦い抜いたシンジさんのメンタルまじパネェ」
という評価もチラホラ(*´ー`*)
福岡陽/ブランド・ストラテジスト/FICC inc.@akirafukuoka
これに関しては当時から気がついてほしかった。はっきりいって旧エヴァにはどうしようもない大人しか出てきません。「どうしようもない大人だけど世の中しょうがないよね」…じゃねえよと!言うべきなんです。
昔はシンジのやろうウジウジして周囲に迷惑ばかりかけて…みたいな風潮もあったけどよくよく考えると迷惑ばかりかけられてるのがシンジくんという
#ロクな大人がいない
シンジ、ゲンドウは児童虐待ありの崩壊親子だし、第3新東京市に来て以後は父親が実の子供を少年兵として利用する物語だし、特定の14歳の子供しかエヴァを操縦できないしくみがその子の母親の魂がインストールされてるからで、そのインストールの過程も人体実験だし、マジ地獄の物語。
エヴァはTVシリーズ(とコミック途中)しか結局見たこと無いけれど、最初からネルフクソ、というかゲンドウクズと言われていた記憶も…。
あと世間はレイに夢中だったけど私は当時には少数派だったアスカ推しであった。思春期特有の感じがね。終盤に向って作品自体の評価が私の中で下がるんだけど…。
0083が公開当初、「義によって立つジオン残党とクソな連邦軍」という理解だったのに、非対称戦争が蔓延した現代では「終戦後も地下ゲリラやってるとかデラーズフリート、マジでクソ」と変わったように、作品理解が変わるとほんと面白い。