打ち切りといえば、打ち切りされる可能性が高いジャンプにおいて、連載デビュー作にも関わらずいつ打ち切りになっても綺麗に完結するように複数パターンのエンディングを用意していた天才漫画家がおるんやで。
ツイートに対するネットの反応
自分が描きたい物を描く、っていうのは悪くない事だろうけどそれが大人気になって人気作家になれて裕福な生活!みたいなのまで夢見るのは虫が良すぎると常々思っていて
まず人様に喜ばれる、売れるというのを前提に置いてその中で自分の「描きたい」をどれだけ出せるかが大事かなと
「商品(漫画)を提供する側は消費者(読者)に完成品を手にしてもらうべき」というのは至極真っ当に思えるものの、打ち切りの可能性を考慮しつつこれが出来るって一部の奇跡か、ほんと天才の所業に依らざるを得ないよね。「打ち切り」の方法論如何で回避できそうではあるけど。
最近見た何かの漫画で女漫画家が担当に不人気だったら話を無理やりまとめたくないからブチ切ってくれ、みたいに頼んでたのがあったなあ
なんだったか忘れたけど
ネウロの作者である松井さんはマジで天才だと思ってる( ╹ω╹ )
作中に散りばめられたギャグやボケとシリアスのバランスもストーリーの筋立ても
またネウロ系のハードな作画の作品で連載をして欲しい。。。
ネウロは読んだことないけど、この考え方は読み手としては非常に有り難い。エタられると続きが気になって気になって仕方が無いので...
気に入って読んでる訳だからそれはもう気になる(´・ω・`)
ネウロも暗殺教室もキャラやストーリーはぶっ飛んでるとこあるけどまとまりがすごい。ジャンプで2作連続きれいにまとめて終わらせた松井先生は天才だと思ってる。
複数パターンを用意したというのも凄いけど、最後まで事前に考えていたパターンをなぞりきったというのも凄い。
週刊連載なんて読者受けや思いつきで路線や設定が変わるものなのに、事前の想定通りの人気の出し方をして事前の想定通りに物語を落としきったって何千手詰めの詰将棋を読み切るようなもの
漫画家を「夢の職業」ではなく、「客(読者)相手の商売」だと理解したうえで仕事にしたって感じですね。
こういう風に考えられる人だからこそ、面白い話が描けるのかも。
暗殺教室好きです。
ジャンプでタイアップやコミカライズがほとんどないのもアンケート制度と相性よくないからなんだろうなあ…人気が出なくても続けないといけないとか逆に人気出すぎて終わりづらいとか。
もちろんジャンプ系で他にそういう受け皿(VやSQとか)があるのも大きいけど。
やっぱ作者が天才だと読みやすい
栄養は血管から摂取すれば早く全身に回るからコンソメスープを血管に流し込む人とか髪は人の上に常に立ってるから人間は髪を運ぶための道具でその髪を操る美容師は髪の神で世界の頂点だと思ってる人が出てきたりする
面白いねん
XI編で終わっても、HAL編で終わっても、XIリベンジ編で終わってもおかしくないぐらい伏線回収しときながら、シックス編でこれまでで回収された伏線の解釈がガラッと変わるの素晴らしすぎた。
松井優征せんせーは本当に物語の展開と伏線回収とキャラクターの魅せ方がお上手。ネウロはもちろん暗殺教室もへんに無理に引き伸ばさず綺麗にまとめて締めくくったのは流石