「旧軍人って、嘘をつくんですよ。もちろん誠実な人もいましたが、それ以上に、他人の話を自分のことのように話す奴、自己弁明する奴が山ほどいた」
「戦争の話は、本当にこちらが勉強して、かなりの知識を詰め込んでから対峙しないと危ない」
重く受け止めたい言葉です。
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ツイートに対するネットの反応
「旧軍人」に限定するところが半藤さんなのだろうとは思いますが、これって普通に「ヒト」ですよね。誠実さすら利己に発しているのが人類ですから。
first_オヤジ@機動戦士ガンダム40周年@the_thingX
自己弁護も両極に分かれるから始末が悪いんだよな…
同じ行為でも、
「やってない」と嘘をつく場合、
「やった」と嘘をつく場合の両方があるんだ。
私の祖母は私の子供の頃は戦争中も食べ物はいっぱいあってそんなに困らなかったと言ってたけど私が大人になると戦争中は本当にひもじくて食べる物がなかったと主張を変えた。無意識かもしれないけど記憶は変わりやすい。
「プライドがじゃまをする」……成程と思いつつ、派生して、どんな「聞き取り」も似たようなところがあると思う。反応がこわかったり直視したくないようなことは抜け落ちてしまう。相手をみて、言えたり口を噤んだりする。ちゃんと「引き出せる聞き手」になることも取材者として大事だなと思う。(続
これは旧軍人だけではないですよね。金融政策でも既視感。
自分も、過去に発言したことに責任持てる人にならねば。いい意味でも悪い意味でも忘れっぽいので。
「男性が自分のことを語るときは、盛る」という旨のことをインタビューで調査してたゼミの教授が言うとった。なまじ言い過ぎでないのかも
この場合は男性でなくて軍人だけど、ほぼそうだろう
“私自身、必死に東京大空襲を生き抜いたけど、だんだん語り慣れてくるというのかな。気がついたら、非常に冷静沈着な勇気ある少年が、あの火事の中を逃げて、人を助けようとして川に落ちて……なんて、格好いい体験談になってきた。”
こういうのにも気をつけたい。ヒーロー症候群というか。
これは本当に本当に…被爆者の人たちのお話もそういうところあって、証言集とかも気をつけないと誰かの話しを膨らませてる?みたいなのもあったりとかね…聞き手に知識がないと見抜けないところあるんだよね…
半藤さんの著作は最新研究に照らせば事実認定に誤差が出ているものはあれど、肝心の歴史認識を覆すものではない(此処を鬼の首を獲った様に言う連中がいる)。自らに酔い、過信し、暴走の挙句ブレーキを失い、守るべき自国民を犠牲にした旧軍への追及の目は厳しく、時計の針逆回転の動きを懸念していた
数十年前のことを正確に記憶していろと言う作家が無茶苦茶なんだよということ。学者や作家には取材相手を人間として扱わないクズが山ほどいるから気をつけないとねえ。