「どうして『なろう系』の話って異世界ファンタジーばっかりなの?」と家人の現役文学部生に聞いたら
「SF書くには科学の知識がなく純文学書くには経験も現代社会の知識もなく、異世界ファンタジーならゲームの知識だけで書けるから」
と辛辣かつ的確な答えをもらった。
ツイートに対するネットの反応
創作に必要なのはまず下調べと言いますが、いわゆる『なろう系』を書く人はある意味ゲームの世界についての下調べが済んでいる状態なんですよね。
ゲームを普段やらない人には書けないジャンルだとも言えます
堅洲(カダス)@もうじき名前が変わる?@kadas_blue
ご指摘の通り。
ファンタジーを真面目に、しかも現在の空気に少し合わせて面白く書こうとしたら、かなりのインプットが必要になって来ます。
なお、自分はそういう、情報量激重の物語書いてます。
既に軽いものは幾らでもあるからね。
よく指輪物語がファンタジーの聖典ぽい発言出てきますけど。1970年代のニューアメリカンファンタジーで1950年代に定義されたハイ・ローファンタジーのそれはぶっ壊されてるんで‥‥‥あと、自分がいま書いているジャンルの歴史的経緯を知るのは大事かなと。面白ければありは免罪符にはならないので。
ツイッターやってりゃ誰だって想像だけで言える100万回は聞いたようなこんな浅い定番意見さえ「他の人が言ってたよー」って形に責任転嫁しないと言えないのは素直にかわいそう
日本のsfは少し不思議が市民権を得てるから参入しやすいはずなんだけどなぁ(´・ω・`)
麻疹のように筒井康隆にはまる時代は今は遠くになりにけりかしらん
「当人が書きたいから」という前提が一切なく
「本当はSFや純文志向だが消去法で異世界しかありませんでした」といった判断になるあたりに
いかにも現役文学部生らしい認知の歪みが現れた心温まるエピソード
たけのこ💤オフトン教徒@コミカライズ再開&3巻発売予定@takenokokun0521
ハードルが高いのは書き手じゃなくて読み手の方って何度も……
異世界ファンタジーはもう既に大多数の読者に「共有された世界観」があるから入りやすいし、それを見聞きした主人公の反応にも共感できる。
でも現実社会だと読者によって経験してきた物や職業が違うから共感できる層が限られてくる。
ランキング見たらやはり需要があるんだろうな、馴染み深いし説明省けるし。設定や舞台をリアルにしたら面白いって訳でもないし、実際読みたいかと言われるとなぁ…
Fizz-DI@比較と使い分け-Yushi Kojima@Fizz_DI
実効再生産数の定義とか死亡率と致命率の違いが議論にあがったり、物語に登場させる薬剤を選ぶときにPubmedのURLが飛び交ったりする異世界薬局、やっぱり変やで(´・ω・`)
小難しい理屈や難しい漢字を並べなくても
もっと単純に
読む側のハードルが低いからだと思います。
軽く息抜きのスナック感覚で楽しみたいのに
スターウォーズを持って来られても胸焼けするだけです
多分そう
あと要はあれって下剋上のテンプレ系なん
うけるじゃろ
下手するとそこに水戸黄門テイストまであるので
勝確下剋上みたいなキメラがいたりする
まじでこれにゃ
だからゲーム世界とかじゃない普通に異世界って作品内で言ってるのにステータス画面とかスキルとかレベルとか出てくるから違和感ぱない
これも勿論あるが…
結局はその知識知溢れる文章を選ばないのも読者なんだけどな()
書き手がどうこうといった考察も多々見るが、人気ジャンルだから人口も増えるし類似品も増える
結局は読者が選び流行に押し上げてるのに、それ無視した考察がやっぱ人気出るんだよね…
SFも、現代モノも、歴史モノも、とにかく異世界モノで「俺の世界ではこうなんだよ」って言えるようにしておかないと、知識ひけらかし系〇〇警察がウザいからじゃないかな。
異世界転生の導入は「この物語はフィクションです」みたいなクレーマー防止の定型文。