患「手足の先が最近しびれるのです」
医「ちなみにご職業は?」
患「絵付け師ですが」
医「!」
患「何か?」
医「筆を舐めらていませんか?」
患「はい、癖で舐めますが」
・・末梢神経障害の原因に、有鉛絵具による鉛中毒があります。実際に経験した症例ですが、職業歴は鑑別で本当に大切なのです。
ツイートに対するネットの反応
職業柄からどこ悪くなりやすいか~
とかADLを考える上でどういう風に
障害されてるかとかプログラム
たてる上でめっちゃ大事な情報の
一つだよな。
ようこ@オンライン家庭教師(マナリンク)@kuroneko100ten
小中学生が使う絵の具(ぺんてるとか)は大丈夫だけど、ホルベインの水彩なんかは普通にカドミウムやコバルト使ってるから注意書きがあったりする。
それなのにこの前職業なんてプライベートなこと聞くんじゃないって先生にブチギレてた患者いたわw
普段の食生活、運動習慣もプライバシーだとか、、、貴方に興味があって聞いてるんじゃないんです。仕事なんですよ
食事運動療法できやしないw
ピラティス・プライベートレッスン中も、何か気になったら「職業歴」を確認します。あまりにも細かい個人情報を聞かれるのを嫌がる方もいるので、聞くタイミングは重要です。あとは、愛用の靴も聞く時あります。
これ本当にそうらしくて、過去の画家の死因は鉛中毒が多かったらしいです。特に油絵具の白なんかは『鉛白』といって鉛が含まれてたのだそう。カラヴァッジオやゴヤも鉛中毒で亡くなっているとのことで。今でもそうなんだなあ……
有害重金属は自分の知らないところで少しずつ蓄積してるって知ってからでは遅いですよね。
舐めるという前提で使われていないから警告サインとかないというけど、
職業を聞くもの大切だなって思います
気軽に聞いていいのか分からない時もあるなあ
わし美大卒で学生の頃ずっと絵の具使ってたから取り扱いめちゃ気をつけてたよ。カドミウムレッド、コバルトバイオレット、クロムイエロー、バーミリオン…お高くて発色の良い絵の具は毒ばかり…🤤
中央アジアとか南米とか放射能に関するアレがガバガバな地域で滞在して体調不良になったらそういう渡航歴も言うべきかもね。
菌関連なら西アフリカ然り
昔鉛製おしろいって言うのがあったけどとある人が公演中に手足のしびれを感じて調べて人間には毒だとわかってから使用禁止になって無鉛性おしろいができたんだもんね?
これ、趣味でアンティーク品を集める方も注意だとどこかでみたな
古い掘り出し物では、ラジウムが使用されてる物が普通に置いてあったりするようなので
あと、最近身近に手軽に扱えるレジンも小さい子が扱うなら保護必須
漫画 「仁」であったな。
最近は有害な絵具に✕マークがつくようになって絵具での中毒は全然聞かなくなった。
少し前なら塗装屋さんが塗装中にラリパッパで具合悪くして運ばれてくるのはあった。
不思議の国のアリスにMad Hatter(気狂い帽子屋)っているけどあれは帽子屋さんも水銀中毒。帽子の材料のフェルトを作る過程で水銀が使われててそれに長年接してるうちに身体に蓄積されて脳に異常をきたす、ってのを羊毛地帯出身の前夫2から聞きました。
鉛って怖いね。でもカエサルの頃のローマの金持ち邸宅に轢かれていた水道管は鉛だったのよね。何なら酸っぱくなったワインを鉛鍋で煮詰めて飲んだとか。まぁワインのキャップまでは過剰だった気がするけど、鉛ガラスのデカンタは正直どうなのか分からんすね。
えすらば(s-pulse_lovers)@Orange_Airlines
猛烈に有機溶剤成分の高い塗料をマスクなしでエアブラシ塗装をしていたら、5分も満たないうちにマジでラリってしまいました。周囲にいた人達に止められなかったらヤバかったです。「舐める」のは当然として、「吸引する」のも真剣に気を付けたほうがよいと思います。
鉛中毒は昔はよくあったそうです。
ペンキとかベートーベンの時代ではワイン製造過程で鉛が混入したためにベートーベンの聴覚に障害が起きたともいわれています。
鉛中毒って怖いですよね。
江戸時代以前、大名家や公家の乳幼児の死亡率が高かった理由がこの鉛中毒らしいです。乳母がつける白粉に鉛が使われていたからなんだそうです。もし白粉に鉛が使われていなかったら秀吉の跡継ぎは秀頼ではなくなっていたかも。日本の歴史は大きく変わっていたかもしれません