植物関係のトリビアです。ライ麦という作物はもともと麦畑に雑草として生えた別の植物が、人間のせいでどんどん麦に似た形に進化して(麦と似てるほど除草されないので)麦に似まくった結果、最終的に食えるようになり栽培作物になったと言われてます。バイトから最終的に社員みたいな話ですね……
ツイートに対するネットの反応
厳密には除草と栽培化の選択圧は別物で、除草は出穂する前の葉の形による選択圧なので小麦に似た葉の個体が残るようになり(日本のイネとタイヌビエの例に同じ)、栽培化は人間が粒の大きな種子を選び取ったり脱粒性の弱い個体を多く播種したりする選択圧なので食えるようになる過程は栽培化の話が重要
これ知った時、感銘を受けた。まるで粘土みたいに形作られて行く感じや、門外漢でもその道の人になれるイメージとか。いろいろな示唆を与えてくれる。