平野レミの早わざレシピで包まない餃子を作りながら「口の中に入っちゃえば一緒だから!」と言ってて笑ったけど、「腹の中」と「口の中」では雲泥の差があるな…と一呼吸おいて感心してしまった
ツイートに対するネットの反応
口内調味という言葉もあるぐらいだからなあ。
本来味覚や食事といったシステムの順番を数学や文法のように分解説明した学的な語だったはずなのに口内丼とか口開け咀嚼とかと混同されて〝気持ち悪い〟の代名詞みたいにされがちだけど。
少なくとも俺が初めてこの語を知った時の説明は、たとえば白米を→
X@【固ツイ見てみて】かわいいきゃらちゃんこぴぺ試運転@xy62ZNu
…なるほど、確かに!!
食べ物としての味や品質のクオリティに拘らないのは腹の中、
食べ物として美味しく頂ける様にはするけど簡素的にするのが口の中、
素晴らしい
あ~、それだ。
「ラーメンを鍋で直接食べる様な品性だけど伸びたラーメンはちょっと」という貧乏人が多いけど、そんなんだから貧乏だというのなら上品に盛り付けた伸びたラーメンが正しいという事になるから貧乏でいいや。
これは確かに全然違うなー。
味は同じだから細かい形にこだわらないのと(食感とかは気にしようね)、栄養素が同じだからと味にこだわらないのは、雲泥の差。
レミさんの「口の中に入っちゃえば一緒」は「細かく形を整えても口の中で噛み砕いてしまうから『味』は同じ」だけど、例のメシマズマンガは「どんな味でもお腹に入っちゃえば栄養になるのは同じ」。形とか器も料理の一部だけど拘るのはプロの仕事で、家庭なら形には神経質にならなくてもいいってだけ。
「お腹に入れば同じ」は味が不味いことの言い訳だが、「口に入れば同じ」は口の中で完成形の美味しさが味わえるわけで、むしろ計算し尽くされた料理。