なんで手描きににこだわるんですか?って聞かれた植田まさし先生。
線が好きだからとか、手描きの味があるとかではなく、多少間違ってもしょうがねえと諦めがつくからと言っていた。
デジタルでは何度も直しがきくから無限にやっちゃうんだって。
そう言われてからすべて共感できたな。
ツイートに対するネットの反応
これデジタルで描いてる人がツイートしてるの見てなるほどと思ったことがある
しかし締切があれば、結局妥協するしかないのでは?って思うんだけど、どうなんだろう
スティーブ・アルビニが生演奏のマイク録音に拘ってマスタリングや編集にあまり時間をかけないのは「終わりがなくなるから、その時間と労力を他の事に使った方が合理的」と言ってたけど、それに似てるな
まさに、昨日これを体感した。
初めてのアナログ原稿だったんだけど、デジタルだと許せないだろうミスがあっても進めるしかない。
でも案外なんとかなる。
その心構えはデジタルに持ち込みたいな…。
『小さい直しする位なら画面を装飾する方が良い』!って思いました、まる
これは本当よくわかる。デジタルは修正が容易だから一つ粗が見えると納得いくまで直し続けてしまう。そのくせ、出来上がったものはさして満足のいくものではなかったりして・・・
めちゃくちゃ分かる、自分もこれと思ったけど、自分はもう提出しちゃってどうしょもないものでもちょいちょい振り返って見直して後悔したりするので、やっぱ違うというか意味ないかも…
だったら純粋にミスしたときにリカバリーしやすいデジタルのがいいかも
私がアナログでお絵かきする理由の半分はこれ。大学の実験レポートや文献紹介ゼミも長いこと手書きしてた。
理由のもう半分は、アイビス覚えるのめんどくさいし目が疲れるから笑
実はこれ、音楽も一緒なのだな
昔はテープでトラック数も限られてたから、予算の問題でどこかで止めざるを得なかったのが、今ではHDDレコーディングでPro Toolsを使えば音質劣化もなしで無限に手直しできるようになってしまったのだ
仕方ない、しょうがない、はやり直しがきくデジタルな仕事をしてる人が忘れてしまった感覚。そう思わないといけないことが世の中には山ほどあるというのに。しかし逆に、やり直しが効かないが故に、その一撃に対する集中力をも失ってしまった。
わかる…!
そしてアナログの方が手っ取り早いなと思うこともしばしばある。
そういえば必要以上に修正したり描きこんだりを防ぐために拡大の倍率の上限を決めてる先生もいらっしゃったな。
何度でもやり直しがきく。
これが当たり前になって10年以上、クライアントの暴走と業務過多に歯止めが掛からなくなった。
おもてなしと職人気質の日本人は無限にやりがちだし、無限に求めがちなんだよな。