防大のときに教授に「日本軍は○○だったから負けた」「日本軍を○○をしなかったから負けた」というのは「後出しジャンケン」だからやめなさいと言われました。本当に大切なのは「何故その行動に至ったのか」と考えることであり、単なる批評家になるなと言われたのが未だに記憶に残ってます。
ツイートに対するネットの反応
ポケ勢でもよくこういう思考,発言をする人がいて「違くね?」ってモヤることがあるのだけど、ただ単に直接的な敗因になった行動が違えば勝っていたというのはタラレバでしかなくて、何の意味も無い。
さっき某N○Kで満州事変の事やってて、アイドルっぽい男の子に「軍の発言力が強くなったのも影響したんですか?」みたいな定番の質問させてた。
「軍=悪」を刷り込むのはめちゃめちゃ危険で、強盗事件で「包丁を買ったのも影響したんですか?」で包丁を悪にして強盗の存在を霞ませる様なもの。
当時の人達は当時の人達なりの情報、能力を用いたそれなりに合理的な判断を降していることを忘れてはなりません。そしてまた、我々だって同じ状況に放り込まれたら同じ決断になるかも知れないくらいには考えられているかも知れない(若しくはそこまで考えられていないかも知れない)。
「左様。協力が得られないではなく、自分たちだけでできるようにするために予算を分捕ればいいじゃないか」
「いいね、いいじゃないか。ならば空も第1降下装甲師団ヘルマン・ゲーリングみたいのを作ってもいいはず」
陸自が輸送艦導入へ 南西諸島防衛で海上輸送を強化 https://t.co/SXpYchq5wd
弱肉強食の帝国主義時代に生きた戦争中の人達を、後出しじゃんけんで一方的に断罪し、自己満足している自称平和主義者が多いです。
過去は反論してこない。実に卑怯な人達です。
科学史で「なぜその思想に至ったのか」が重要なのと似ている。
史学では現代のバイアスの呪縛から逸することが求められる。批評家になってはいけないというのがまさにそれ。
ですね。そして「なぜ戦争をしたのか」と「なぜ戦争に負けたのか」は異なる次元の議論です。そしてそれぞれを感情論抜きに慎重に分析することが重要です。
本当に申し訳ないんだけど、信用出来ない。
今の自衛隊や防大に、その手の保守派が講演と称して出入りしてる。
それこそちょっと前の石破茂みたいな「コミンテルンの陰謀が!」とか、まだあるし。
むしろトランプ大統領関連で、その手のトンデモ保守派が増えた印象。
その行動に至った「動機」というのを学ぶには、社会情勢、心理的側面、経済状況、様々な視点からアプローチしてみるのがいいでしょう。
それは、複数の人間が協力して初めて、真実に近づく。これを研究といいます……。
ツイ主が紹介している事例に関わるが、
「日本軍は○○だから負けた、それに比べてアメリカは△△論」の類、
アメリカがベトナムで負けたことはガン無視なんだよな-
ベトナム戦争、大日本帝国が得意のド根性精神論+国民一億火の玉総玉砕論をさらに先鋭化してベトナムが勝利したんだけど
この本を思い出した
https://t.co/2adIXFcnS9失敗の本質―日本軍の組織論的研究-中公文庫-戸部-良一/dp/4122018331
極端流形式仕様 初代𝕍𝕚𝕖𝕟𝕟𝕒𝕋𝕒𝕝𝕜𝕖𝕣@tomooda
両方必要でしょう。前者なき後者は、仮に同じような状況に至った時には、単に失敗者の再体験をなぞるように正しい判断と信じて同じ行動に至るだけだし、後者なき前者は間違った判断と判っていても結局事前に避けることができない。
リプ欄に
自信満々に後出しジャンケンしている人が居て苦笑
当時の当事者が知り得た情報や価値観、組織や社会の状況をよくよく吟味すると
史実よりマシな行動や決断をするのは、想像以上に難しいのがわかる
先の大戦に限らず、結果論で批判や“こうすべき”論はフェアではないですね。どうしても人は当事者目線でなく、“神の視座”で物事を見て批評,批判しがちですから。
すべての問題解決策に通じると思う。
日常業務で起こる工程異常の是正処置にこの考え方が出来るよう意識していかなきゃならんな。
是正が必用な工程、組織が大きければなおさらだ。