むかし宮崎駿監督が、若者の描いた絵を寸評するという番組があった。そのなかにたしかお母さんが膝のうえに座った子供にかき氷を食べさせる絵があった。僕はただ感心して「うまいなあ」と思ったんだけど宮崎監督は「こういうときお母さんもあーんと口を開けているものなんです」と指摘していて(1/2)
ツイートに対するネットの反応
なんだろ、リプ欄にあったバスのなかでの会話の視線のはなし、普通はとか性別差はとかよりそのキャラその場その関係で全部か割っわてくるんやぞ、とそれを想像を膨らますのが演出やぞとわたしは申したいが
創作垢でやれってね
わかる…ほんとそう。食べさせるのだけでなくて、食べるとこ見守るのでもつい口開いちゃったりする。
料理番組でゲストが一口目食べるときに、ホスト役が二人揃って口開けてたのも見たことある( ´∀`)
確かに。
わたしも、娘になんか食べさせてるとき一緒に口開けてると…よくオットに指摘される。
無意識の為せる技やけど、そういう細部を大切にするのが、作り物めいた違和感のないものを生み出す秘訣なのかなぁ〜
あ、これ分かる…
子供に何か食べさせてあげる時、私も一緒にあーんしてた。子供を育てたことのない伯母に「あんたがあーんするんじゃないでしょ」って言われたけれど、そうじゃないんだよ。私のを見て「あ、あーんするんだ」って子供に気づいてもらいたいの。
言葉で説明するのは難しいけど臨場感的な?その工夫を加えなくても絵としては成立するけどできる人にだけ出せる特別効果?
絵のテーマとしては必須ではないからこそ気づきにくいけどこれを付け加えることでよりその絵の中の情景をリアルに描けるけど絵を見てる人はそのテクに気付きにくいってやつよね
某学校の校長先生が講演会で「宮崎駿監督の映画は、本当に人間が上手く描かれている。特にトトロのめいちゃんなんかは幼児期の子供がすごくしっかり観察されていて、自分も大学の講義でモデルケースとして使っているぐらい」て言うてはったので、その道専門の方でも唸るぐらいすごいらしい。
大昔、日本昔話的なアニメで坊主が絵描きを寸評するという話で、ほぼ全く同じ内容で絵描きの描く母が子に飯を食わせる絵画に突っ込みを入れる内容の話を観たことがあるんだけど
アスペルガー症候群の息子にものを食べさす時は、こっちが口を開けてあーんってしても、あーんって真似しないから、そのうちこっちはあーんってしなくなったの思い出した……切ない…
日本のドラマにありがちな、2人共カメラに顔向けて話してる(相手の背中にずっと話しかけてる)っていうシーン、あれが何かイヤなんですよね。
絵的には両者の表情が映っていいんでしょうけど、あんな立ち位置で話さねーよっていつも思っちゃう。
私も食介の時無意識にやってることあって(特に開口がスムースにいかない方の時)、マスクしてて良かったーってなる😷
模倣を促してる時以外はちょっと恥ずかしいよね
絵を描くのを再開して、「見ること」の重要さを再認識したんだよね。
単に視界に入ってるじゃなく「視界に入る物事をしっかり認識し観察し考え判断すること」の重要さ。
多分これも同じ。
それって絵を描くだけじゃなくあらゆる事に通じるんだろうな。
そう言えば、アニメーターの新人がテーブルの上の食べ物を子供が食べる姿を描く。
ってのがあって、宮崎氏が指摘したのは、テーブルとの距離感で、この子が空腹なのか、そうでないのか描き分けろ。
空腹ならもっと胸がテーブルに近いと。
これは中の人オススメツイートのリプ欄。
別垢の個人ネタにしておくのは勿体無いと思ったので
企業公式としてRTしておきます。
ツイートの内容がどうこうではなく、リプ欄に知性を感じました。
アニメや漫画、ゲームばかりしてたら二番煎じは作れるけど新鮮な作品は無理だと思う。
何かを考える時に誰かが作った表現を安直に使うから。
建築の場合は…セオリー無視してデザイナー気取ると…
ランドマークだったとしても、あくまで工業デザインであってオブジェではないから。
クリエイターの魂を作中世界に置けるか、キャラの目線で世界を捉えられるか、は凄く大事な要素だと思うんだけど…
どうしても抽象的な話になるし、なんなら宗教みたいな話になるので、伝え方が難しい(´・ω・`)
いいなぁこれ
実際に母親がそうするかしないかで言えばまぁ5割を割るんだろうけど、そうありそうっていう共通イメージ(ロバート秋山のネタみたいな)の引き出しがめちゃくちゃあって、しかもめちゃくちゃ奥深いんだろうな
すんごく分かる。新人の頃食事介助でチーフが「あーん」をやってて利用者さんが噎せて飛び出た食べかすをチーフが「ごっくん」してしまった事故が起きてだな…。
それから私は必ずマスクする様にななりますた。
分かるー!こういう時にこの立場の人ならこうするだろう。こういう気持ちならこんな顔だろうってのは凄く大事!!主役じゃなくても、脇役一人ひとりにこれを分かって貰えたら、隅々まで良いお芝居になるのにー。
山田洋次監督も、ひとつひとつの動作のリアルに非常にこだわったという逸話をどこかで読みました。転ぶ、拾うなど。小さな動作。ひとつずつ。
名監督の共通項かもしれません。