先日、ストロボを近づけると影が柔らかくなると書いたら、ストロボを近づけると影はきつくなりますよ。という人がおられたので、実験をしました。左がストロボの距離15センチ、右が30センチ。影というのは、この場合、ペンの下にできる暗い部分のことで、15センチの方が柔らかい影になります。
ツイートに対するネットの反応
判りやすくて素晴らしい実験。
同じ照射面積の発光体の場合、
被写体に近づくほど面光源になり、離れるほど点光源になります。
なので、近づいた方が柔らかくなるわけ。
例えばお盆を顔の前に持てば面だけど、10m離せば点になるでしょ。
(・∀・)
これに関しては、経験値がある程度増えないと体感しにくいんだよな。
白ホリや、白が基調の部屋とかでストロボを遠くに離したことで、白壁に乱反射して影が薄くなって「柔らかくなった!」と勘違いしたりするから。
ルーセントとか拡散系のアクセサリとか使ってたら、さらに。
これ、面光源と点光源の光の性質の違いって話もある。
ストロボを近づけるとあの小さい面積でも面光源になる。
逆にソフトBOX使っても距離を取れば点光源になる。
あれ程大きい太陽だって点光源。
回折に依る光もあるけど、
面光源だと直接回り込めるからね。
これ、
「ストロボが近いほど影が柔らかい??ンンァ??」
って最初はややこしく感じるけど、ストロボは影を飛ばしてるわけではなく“光‘”を飛ばしてる。
なので、ストロボが近づけば光の反対の影がぼやけるのは当然の道理だと考えるとわかりやすくない??
緋奈蓮@24a!📸 イケメン探しの旅へ@yoshi50845355
光を近づけるというよりは
光源は被写体に近いほどに面光源の大きさにもよるけど、光は回り込むから柔らかくなるんですよね
距離だけでなく、向きによっても変わって
特に長方形型のライトは縦方向だと光は回り込まず硬い光になり
横方向にすると側面から光が当たるので点光源でもかなり柔らかくなる
この問題は、被写体と面光源の面積とのバランス次第なので、距離が近ければ柔らかい、距離が遠ければ硬いというのは、同じ光源のサイズであるという前提条件が大事です。
逆に言うと、距離15センチに豆電球、距離30センチにシーリングライトなら、また結果は変わります。
この場合マッキーに対してストロボの発光面が大きいので近づくと影は柔らかくなる。ですね。
こういう事を弊noteで(稚拙ながら)解説しております。
「やわらかい光とかたい光の構造について」https://t.co/116MqwX6ze
光源のほうが対象物より大きくて、対象物と影が映る面までの距離が変わらないなら、光源を近づけたほうが本影は小さく、半影は大きくなりますね。(画像は昔の自分の論文からw) https://t.co/onOA2GAVsp
あきらgt #一人飯キャンペーン自粛 α7SⅢ+Zeiss@A5Gt
光源が広くなれば影は柔らかくなります。
光源が狭くなれば影は強くなります。
光源を被写体に近づけると「面光源」に近づいていく。
光源を被写体から遠ざけると「点光源」になっていく。
ライティングの基本です。
応用編は光源を絞りながら光の質を柔らかくするとか