60歳刻んで行きなさい。 父より』 60歳近い男が、 小さな腕時計を胸に抱えて 一人で号泣した。 2021.08.26 maru昨晩、 亡父の書斎を整理していた時、 机の奥から茶封筒が出てきた。 中には腕時計と手紙。『お前が生まれた日、 病院の帰りに買った時計だ。 この針のように 遅くとも良い。 時には止まっても良い。 刻んで行きなさい。 父より』60歳近い男が、 小さな腕時計を胸に抱えて 一人で号泣した。