昨日、21歳の人と話をしていたら歌の中の「レコードに針を落とす」がどんな状態なのかまったくわからず、「想い出に針を突き刺してとどめを刺したんだと思いました」そうです。
ツイートに対するネットの反応
大学図書館のイベントで、「図書館で所蔵しているレコードを聴く。それもレコードを選んでセットして、針を落とす体験もさせる」というイベントをやったことがある。
今の大学生はレコードなんて見たことも触ったこともない、御伽の国のツール。
だから、「針を落とす」ことができただけで感動してた。
今の時代、「レコード=記録」って字義どおり解釈しますよね
そうよね。「カセット」もテープじゃなくて「カセットコンロ」が頭に浮かぶのは僕だけだろうか諸君
これと、カメラにロールフィルムを入れる・現像に出す等も、長年の歴史がありながら急速に絶滅した例。今どきだとそろそろ、ブラウン管もここに入ってくるだろう。
昨日ブルーハーツ聞いてたら
電話のついてる車にのってるあなたに、僕は見えますか 的な歌詞が出てくるけど、若い子はこれを見てどう思うんだろって思ったよ。
聞いてみたい
ああ
時代は流れて
古いものに目が行かない人には
わからないことが増えていく
しかも、古いものは永遠に増え
全てを網羅することは不可能
思えば円盤の溝を針で辿って
音を出していた時代は何年間?
歴史の中の一瞬だったのかも
そうして消えたものは
過去にも無数にあるだろう
今の当たり前も、然り
あの回っているレコード盤の端っこに、盤に傷を付けないように、外に落とさないように、愛おしむようにそっと針を置く…そうして、スピーカーから(イヤホンじゃなく)流れる音楽を聴く…流れ出す音楽で家族に心境が伝わる…
遠い遠い、まるで夢のような時
20年程前の曲で
とある曲の全体にレコードの針のノイズを足しこんで
懐かしさを感じる雰囲気にしたら
「この曲ミックスでノイズが混じってます」とクレームが来たとか何とか
20年前ですらすでにレコードは風化してたのだから
21歳の人がレコードを理解できなくても仕方ないのかもしれない
このツイート読むまで、プリプリの「針がおりる瞬間の 胸の鼓動焼きつけろ〜」も、ミヒマルの「針落とせ音鳴らせ パーリナイ♪」も全部、「お裁縫の縫い針を床に落とした音が聞こえるくらい静か」っていう比喩表現だと思ってた。
歌詞にあったかはわからないけど
駅に着いたら誰もいなくて伝言板(黒板)にメッセージが書かれてたとか、伝言に気づかなかったとか
今、そんなもの存在してないしなあ
あ~、わかる。
“縦の糸はあなた~ 横の糸は私~”の歌初めて聞いた時に
“性能違いの縦糸横糸…テニスラケットのガット、ハイブリッド張りのことか”と思ってた。
結婚ソングって知ったのはつい最近笑
こういう「世代間の認識違いあるある」だけど、今の若い人ってそういう昔の知識を持ってないし、持とうという気にもならないみたいだね。
そういう歴史というと大袈裟だけど、過去があって現在があり、そして未来へ繋ぐという流れを、今の若い世代は断ち切ろうとしているような気がしてならないんだ。
メモ
昨日、21歳の人と話をしていたら歌の中の「レコードに針を落とす」がどんな状態なのかまったくわからず、「想い出に針を突き刺してとどめを刺したんだと思いました」そうです。
LP、そこそこ復活しているようだが、そうだろうな。針より前にまず、レコードとLPがまず紐付かないのだろう。